イランの巨匠が撮る社会派サスペンスの最高峰『シンプル・アクシデント/偶然』を森達也(映画監督・作家)が語る / 他 - (Page.8)
一方で、現在のイラン情勢にも言及。パナヒ監督自身がイラン政府を批判する一方、アメリカやイスラエルによる攻撃にも異議を唱えていることに触れ、森監督も「どっちが正しいかという話ではない。どちらも批判されるべきだ」と語ります。「日本にいる僕たちは、もっと言えることがあるはずなのに、言っていない」と、日本社会の沈黙にも苦言を呈す一幕も。さらに、現在の日本映画界との状況比較として、「日本は規制がほぼないにもかかわらず、現体制を批判する映画や、歴史の加害を真正面から描く作品を大手がほとんど作らない」と指摘。「規制がないからこそ、かえって鈍ってしまっている気がする」と危機感をにじませます。
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