(2) ドーム映像作家飯田将茂監督&舞踏家最上和子の初長編『東京巡礼』完成──映画監督押井守を交えた豪華鼎談 - (Page.8)
飯田 東京に戦車を置くのは大変ですけど、人が街を歩くって、割とすぐできるじゃないですか?
押井 笑
飯田 すぐできるんだけれども、こんなにも変わるんだっていうのはある。
押井 意外にさ、戦車のある東京の風景って、すぐ馴染んじゃったんですよ。
最上 ああ。
押井 思った以上に破壊力がなかったなっていうか……まあ、日常化してしまうことまで含めて演出の狙いだったんだけど。今回の映画は本当に、人間がゆっくり歩くことで、人間が生きている時間軸がむき出しになった。そんな気がしたね。その横を忙しく通過していく人がいることで、スローモーションじゃないんだ、ここは都市の一部なんだと分かる。その都市の一部に強烈な違和感を持ち込んでみせた。
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