映画『鬼の花嫁』池田千尋監督インタビュー “人間とあやかしが住む世界”を地に足の着いたラインで描く - (Page.9)

 
映画、インタビュー

柚子は、原作は女子高生なのですが、本作では女子大生にして、自分がどう生きたいかということをある程度掴み始めているキャラクターにしました。そこは、吉川さんの持っている芯の強さ、ハッキリした意思を持っている所が根っこを与えてくれたと思います。
ただ助けられているだけの女の子ではなくて、「辛い境遇の中から自らの意思で進んでいかないと自分の人生は切り開けないんだ」ということに向き合っていく。そんな姿を描きたかったのですが、一番最初にお会いした時に吉川さんが「柚子は家族のことがやっぱり好きだと思います。特に妹のことが好きだから諦められないんだと思う」と言った時に、柚子という存在が私の中で強いリアリティを持って立ち上がったんです。紙の上の人間じゃなくて、血の通った存在なのだということを彼女が示してくれたと思います。

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